[開催報告] 第3回 メタバースラウンジ発展セミナー
東京大学バーチャルリアリティ教育研究センターは,去る2023年11月14日(火)に東京大学本郷キャンパスの工学部11号館講堂において「メタバースラウンジ発展セミナー」をハイブリッドで開催いたしました.発展セミナーには協賛企業の皆様など対面会場での参加者は35名以上,オンラインでの参加者は50名以上の方にご参加いただきました.
東京大学VRセンターの相澤センター長の挨拶から始まり,大阪芸術大学の安藤教授より無意識の反応という観点からVR技術を整理いただき,プロテウス効果を使った吃音症状の軽減に関する研究成果の報告がありました.続いて,東京大学先端科学技術研究センター/東大VRセンターの小柳研究員より,非ヒト型のアバターへの身体化に関する研究や,メタバースにおける身体に関する研究についての紹介がありました.普段使いのセルフアバタによる効果や,長期的な変化に関する研究成果について講演いただきました.最後に東京大学大学院情報学環の中村特任准教授より,2023年のイグノーベル賞(栄養学賞)の受賞者として,受賞研究の紹介と食に関するHCI/VR研究についてご講演いただきました.
第3回メタバースラウンジ発展セミナー
1. 開催日時:2023年11月14日(⽕) 16:00~18:00
2. プログラム
(1)「心の状態に働きかけるアバタ技術」安藤英由樹(大阪芸術大学 教授)
(2)「身体2.0 -プロテウス効果と身体拡張、メタバースから再考する次世代型身体」小柳陽光(株式会社HIKKY、東京大学特任研究員)
(3)「イグノーベル賞と食の未来」中村裕美(東京大学 特任准教授)
3. 交流会
第1回メタバースラウンジ発展セミナーのレポートはこちら
第2回メタバースラウンジ発展セミナーのレポートはこちら
メタバースラウンジ協賛事業とは
メタバースの情報提供や取り組みに関する情報共有を行い、メタバースを積極的に活用した未来の社会の在り方について議論するための場として、東京大学バーチャルリアリティ教育研究センターに設立された交流や議論の場です.未来のメタバース社会の在り方を研究者や有識者、学生と議論していく協賛企業を随時募集しています.協賛企業の皆様は今回のような発展セミナーを含めて,さまざまなイベントに参加することができます.
詳しくはこちら:募集案内