VR活動事例
このページでは本学のVRに関連した取り組みをご紹介しています.
第1期のVRセンターでの取り組みの様子は2022年8月に刊行された学内広報にて「メタバースとしての東大」という特集で紹介されました.
2023年5月発行の東京大学情報基盤センター広報誌「nodes」に雨宮教授の「VRを活用する教育の効果と可能性」というオンライン講義に関する記事が掲載されました.
VR講演の運営
2022年1月14日に開催されたNII主催【第45回】 大学等におけるオンライン教育とデジタル変革に関するサイバーシンポジウム「教育機関DXシンポ」において本学総長の藤井輝夫による「多様性の海へ:対話が創造する未来」の講演がメタバース上でおこなわれ,東大VR教育研究センターが技術支援しました.従来の教育機関DXシンポジウムで使われているWebexでの配信に加え,東大VRセンターが提供するHubs Cloud上で行いました.
当日は藤井総長,NII喜連川所長,相澤VRセンター長,
昨年度総長大賞を受賞された保健所コロナ禍対策支援有志チームから角野様と大野様のVR登壇が実現しました.
この講演の様子については2023年3月の令和4年度 東京大学卒業式 総長告辞にて紹介されました.
https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/president/b_message2022_13.html
VRクラスルーム
VRセンターの提供するカフェスペースをclusterに公開しました.
バーチャル東大
東京大学ではバーチャルリアリティサービスを利用したオープンキャンパスを実施しました.
バーチャル東大は高校生のためのオープンキャンパス2020にて公開されました.
Clusterで公開されています.【東京大学学生制作】 所 壮琉(教養学部)、中川 雅人(工学部)、西澤 優人(工学部)(所属は受賞時)
※バーチャル東大の構築と公開は令和2年度の学生表彰「東京大学総長賞」において「東京大学総長大賞」を受賞しました。
おめでとうございます。
「東京大学総長大賞」は総長賞のうち、在学中の活動実績や学業等が特に顕著であると認められた者について授与される学生表彰です。
雨宮智浩先生 (バーチャルリアリティ教育研究センター)のVRChat/Zoomのハイフレックス講義
大学院情報理工学系研究科 「ヒューマンインタフェース」(2021, Sセメスター),大学院情報学環 「メディア情報学」(2021, Sセメスター)ほか
2021年の夏学期に東大で実施したVRChatでの講義の様子.20名以上の受講生がVRプラットフォームから参加.それと同時にZoomから30名以上が視聴.
実在する工学部1号館143室をVRChat内で再現
参考
雨宮智浩, “東大VRセンターによるVR技術を活用したオンラインライブ講義の実践”, 映像情報メディア学会誌, 2021.
日本経済新聞「東大VR教育研究センター、アバター使う教育探る」朝刊 (2021年09月22日)
雨宮智浩先生 (バーチャルリアリティ教育研究センター)のVRChat/Hubsを利用した講義
大学院情報理工学系研究科 「複合現実感システム」(2020, Sセメスター),大学院情報学環 「メディア情報学」(2020, Sセメスター)ほか
作成した空港ロビーのワールドにおいてクレーマーから一方的に怒られる疑似体験
参考
雨宮智浩, 伊藤研一郎, 青山一真, “[特別招待講演] VR技術を活用したオンライン授業の実施報告”, 電子情報通信学会技術研究報告, Vol. 120, No. 252, pp. 21-26, 2020.
小柳陽光, 伊藤研一郎, 青山一真, 雨宮智浩, “VR空間内での対面講義の試み” , ヒューマンインタフェース学会誌, Vo.23, No.1, Feb. 2021.
入江英嗣先生(工学部・情報理工学系研究科)のVRChatを利用した講義
工学部電子情報工学科・電気電子工学科「ディジタル回路」(2020, Aセメスター)
入江先生より,ディジタル回路の授業で利用したVRシステムのハウツー資料をご提供いただきました.
入江先生の資料は下記
東大本郷キャンパスのバーチャル探訪
VRセンターでは本郷キャンパスの中を歩き回る360度映像コンテンツを公開しています.現在は東大キャンパスは学内限定で公開しています.
参考
プレスリリース (2020/10/13) https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400147798.pdf
東大VRセンターが教えるVRサービスを使って簡単に会議を開催する方法
VRセンターではCluster, Mozilla Hubs, VR Chat等のVRサービスを利用して簡単に会議を開催する方法を解説しています.
VRセンターが教えるVRサービスを使って簡単にバーチャル空間で会議を開く方法
東京大学バーチャルリアリティ教育研究センターでは,VRサービスを利用したバーチャル会議を簡単に開催する方法を, … 続きを読む
東京大学バーチャルリアリティ教育研究センター
バーチャルVRセンター
東京大学バーチャルリアリティ教育研究センターが作成したバーチャルなVRセンターです.工学部1号館にある実際のF3プラザが再現された他,センターメンバーがアバタで登場しています.
VRCenter hubs cloud
VRCenter hubs cloudは東京大学バーチャルリアリティ教育研究センターがホストしているメタバース空間です.Mozilla による Hubs Cloud をベースとして学内関係者のワールド制作環境および,メタバース空間へのアクセスは学外者にも解放しています.
学内VRプロジェクト
東京大学バーチャルリアリティ教育研究センターでは,2019年度より本学の優れた先進的VR研究を支援するVRセンタープロジェクト研究活動を行っています.
これまでの研究活動のご紹介は下記の通りです.(代表者の所属は採択時)
2019年度VRセンタープロジェクト採択者
プロジェクト名 | 代表者所属部局 | 代表者 | |
---|---|---|---|
1 | 嚥下運動における複雑な構造変化の可視化と教育応用 | 医学系研究科 | 山岨達也 |
2 | 複合現実法を用いた術野と医用画像との融合提示システムの開発と教育への応用 | 医学部附属病院 | 金太一 |
3 | 肺部分切除術における難易度予測モデルの構築 | 医学部附属病院 | 長山和弘 |
4 | ヒューマンオーグメンテーション学特論実習講義(総合分析情報学特論XII) | 情報学環 | 暦本純一 |
5 | 東京大学制作展におけるバーチャルリアリティ技術を活用した展示支援 | 情報学環 | 筧康明 |
6 | 学部生によるVRコンテンツ制作のための環境提供 | 情報学環 | 阪口紗季 |
7 | Exploring the Affordances of VR for Undergraduate Interaction Design Education | 情報学環 | ハウタサーリアリ |
8 | ロボット手術VRシミュレーション | 工学系研究科 | 原田香奈子 |
9 | 音痴合唱団劇場 | 工学系研究科 | 小渕祐介 |
10 | VRアバター通信とビデオ通話を用いたオンライン心理支援体験の比較 | 情報理工学系研究科 | 谷川智洋 |
11 | 生体情報センシングのフィードバックによるVRコンテンツデザイン | 新領域創成科学研究科 | 伴祐樹 |
12 | 高齢者の交流促進を目的としたイベントにおけるVRを活用した先端技術教育に関する研究 | 高齢社会総合研究機構 | 伊藤研一郎 |
13 | 時空を超えた科学館 | 先端科学技術研究センター | 稲見昌彦 |
14 | バーチャル空間における143室の再現 | 先端科学技術研究センター | 稲見昌彦 |
15 | 展覧会VRアーカイブの構築と美術・歴史教育への利活用 | 人文社会系研究科 | 芳賀京子 |
16 | 数学における「概念の可視化」とその教育支援への応用 | 数理科学研究科 | 河野俊丈 |
2020年度VRセンタープロジェクト採択者
プロジェクト名 | 代表者所属部局 | 代表者 | |
---|---|---|---|
1 | ⾝体化デザインによるAR天⽂共同学習環境の開発 | 情報理工学系研究科 | 葛岡 英明 |
2 | 幻肢の運動表象におけるVR治療効果と痛みの性質の役割の解明 | 医学部付属病院 | 住⾕ 昌彦 |
3 | VRを⽤いた⼀⼈称体験により認知症の理解と⽀援⾏動の動機付けを⾼める教育プログラムの開発 | 医学系研究科 | 五⼗嵐 歩 |
4 | AR技術を⽤いた⼿術⼿技トレーニングシステムの構築 | 医学系研究科 | 斎藤 李 |
5 | バイオセーフティチャンバ内における無菌操作VRシステムの構築 | 新領域創成科学研究科 | 伴 祐樹 |
6 | “機械を感じる”−デジタルファブリケーションのインタフェースとなる⼊⼒データとしての触覚情報− | 工学系研究科 | ⼩渕 祐介 |
7 | ムービーマップによるバーチャルキャンパスの実現 | 情報理工学系研究科 | 相澤 清晴 |
8 | ⾼精細3DCGを⽤いたオンライン解剖学実習アプリの開発と教育への応⽤⾦ | 医学部付属病院 | ⾦ 太⼀ |
9 | 附属動物医療センター(VMC)VR院内ツアー | 農学生命科学研究科 | ⻄村 亮平 |
10 | 附属牧場を活⽤したVR教育フィールド | 農学生命科学研究科 | 桑原 正貴 |
11 | バーチャルリアリティ(VR)を⽤いた⼩動物外科⼿術教材の作作製と教育効果の検証 | 農学生命科学研究科 | 中川 貴之 |
12 | ⼩⽯川植物園のハイブリッドバーチャルツアープロジェクト | 先端科学技術研究センター | 稲⾒ 昌彦 |
13 | ⾼齢者とのTele-SocialActiviyを通じた遠隔教育研究活動 | 情報理工学系研究科 | 伊藤 研⼀郎 |
14 | VRの議会運営への利活⽤に関する調査研究 | 先端科学技術研究センター | 槇原 出 |
2021年度VRセンタープロジェクト採択者
プロジェクト名 | 代表者所属部局 | 代表者 | |
---|---|---|---|
1 | VR を開発プロセスに組み込んだ新しいあそびをつくるハッカソン | 大学院情報学環 | 伊達 亘 |
2 | インタラクティブ4DCG を用いた頭蓋底手術シミュレーションの教育への応用 | 医学部附属病院脳神経外科 | 金 太一 |
3 | ウィズコロナ時代の助産師教育における、 VR を用いた分娩介助技術に関する教材の開発と評価 | 医学部付属病院 | 笹川 恵美 |
4 | VR 技術を用いたうつ病のスティグマ軽減を目的とした教育アプリの開発 | 医学系研究科 | 香山 綾子 |
5 | バーチャルリアリティ技術を用いた疑似盲導犬歩行体験プロジェクト | 新領域創成科学研究科 | 渡邉 学 |
6 | VR 空間を活用した異文化交流・多文化共生経験を高める国際研修プログラムの開発 | 総合文化研究科 | 佐藤 みどり |
7 | VR/AI 技術を活用した地域連携のためのフィールド調査 | 先端科学技術研究センター | 牧原 出 |
8 | ムービーマップの観光業への応用と現実世界融合の模索 | 情報理工学系研究科 | 澤邉 裕紀 |
2023年度VRセンタープロジェクト採択者
プロジェクト名 | 代表者所属部局 | 代表者 | |
---|---|---|---|
1 | ヒューマンオーグメンテーション学特論実習講義(総合分析情報学特論 XII) | 大学院情報学環 | 暦本 純一 |
2 | 仮想現実技術(Virtual Reality)を用いた新生児蘇生法習得のための教材開発 | 医学系研究科 | 小山 博史 |
3 | ウェブブラウザ型頭蓋底脳神経外科手術シミュレータの教育への応用 | 医学部付属病院 | 金 太一 |
4 | 自然領域を対象とするバーチャルとフィジカルを融合した野外教育プログラムの構築 | 農学生命科学研究科 | 中島 徹 |
5 | あそび心を醸成するAR実装をベースとしたワークショップ実践 | 大学院情報学環 | 倉本 大資 |
6 | VRとChatGPTを用いた逆転学習に基づく教育プログラムデザインシミュレーション | 大学総合教育研究センター | 芳賀 瑛 |
2024年度VRセンタープロジェクト採択者
プロジェクト名 | 代表者所属部局 | 代表者 | |
---|---|---|---|
1 | 裸眼で見える肝臓3Dモデル:高精細空間再現ディスプレイを用いた肝切除の理解度向上 | 医学部肝胆膵・移植外科 | 長谷川 潔 |
2 | ヒューマンオーグメンテーション学特論実習講義(総合分析情報学特論Ⅻ) | 大学院情報学環 | 暦本 純一 |
3 | 多数の樹木群落をデジタル化することによるリモートセンシング学習体験プログラムの確立 | 大学院農学生命科学研究科 | 中島 徹 |
4 | 筋電気刺激装置に替わる小型な磁気末端神経刺激装置の開発と応用 | 情報基盤センター | 髙橋 哲史 |